横浜市中区 鮮貝粥(かいばしらかゆ)@謝甜記 貮号店
横浜中華街で「お粥」といったら「謝甜記」があまりに有名なので、てっきり「お粥専門店」なのかと思っていたが、実は、普通に中華料理を楽しめる店であった。しかし、客のほとんどが、結局は、何らかの「お粥」を注文している。この中華街には「本店」と「貳号店」があって、朝粥を食べられるのは「貳号店」だ。今回は、その「貳号店」に行ってみた。
メニューを見るとたくさんの種類のお粥がある。ここまであると何を注文して良いやら迷ってしまうが、ここはシンプルに「かいばしらがゆ」を注文した。サイズを聞かれ、ついつい「普通サイズ」と答えてしまった。冷静に周囲を観察してみると、ほとんどの人が「中椀サイズ」だった。(ピンチ!)

しばらくすると、ホカホカの焼売が2個、テーブルの上に置かれた。「これは?」と聞きたかったが、ついつい目に入ってしまう、他の客に対する店員のシャープな対応の様子に何も言えず、そのまま食べてみた。小振りだが弾力があって美味い焼売だ。後で調べたら、お粥の普通サイズを注文するとサービスで出てくるらしい。

鮮貝粥(かいばしらかゆ・1020円)

やっぱりデカい。ラーメンどんぶりにお粥は強烈だ。白いお粥の海に、素揚げパンのような「油条」とネギとパクチー?が浮かんでいる。えっ?具はどこ?と思い、レンゲですくってみたら、中からスライス貝柱が出てきた。お粥自体から、ほのかな塩味と甘みが感じられて、そのまま食べても十分美味い。その上、なめらかでとろけるようだ。これは病みつきになる。しばらくすると、「油条」がお粥になじんできて柔らかくなった。以前、テレビで中国の方がお粥と一緒に食べているのを見たことがあるが、なるほど、淡泊なお粥に素揚げパンは良く合う。

そのままの味を堪能した後、レンゲと一緒に出てきたネギとしょうゆを入れて味を変えてみた。すると、淡泊な味にガツン!とした味が加わって、お粥の味の輪郭がくっきりと感じられた。こちらも美味い。
あっという間に完食。美味かった。

【お店データ】
■店名:謝甜記 貮号店(しゃてんき にごうてん)
■ジャンル:中華粥
■住所:神奈川県横浜市中区山下町189-9 上海路辰ビル 1F
■アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」徒歩5分
■営業時間:[月~木]8:30~20:30 [金] 8:30~21:30 [土] 8:00~21:30 [日] 8:00~20:30
■定休日:無休
■ホームページ:http://www.shatenki-nigouten.co.jp/
■食べログ:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14000676/