横浜市神奈川区 「大和肉鶏」の焼き鳥@纜(ともづな)
奈良県の特産地鶏「大和肉鶏」を、和歌山県の「備長炭」で丁寧に焼き上げた、最高の焼き鳥を食べさせてくれるのが、「纜」(ともづな)である。

かしわ(280円)
その店の実力を計るには、まず「かしわ」(もも)を食べてみれば良い。噛んだ瞬間に口の中に広がる甘みあるスッキリとした肉汁と、軍鶏由来のしっかりとした噛み応えは、間違えなく食べた者を虜とする。それに、「大和肉鶏」のポテンシャルを最大限に引き上げている焼き加減もさすがの技だ。

生かわ(270円)
皮の脂を取り除かずに串刺しして焼き上げたのが「生かわ」だ。そのため、皮のパリッとした食感と、脂のくにゅくにゅとした食感の両方を楽しむことが出来る。とても脂が強いのだが、それを山葵が中和してくれる。焼き立て熱々で食べるのが抜群に美味い。

肝(240円)
「肝」(レバー)は、その店の素材の新鮮さが分かる。「纜」の焼き鳥は、刺身でもいけるような新鮮なものを使用しているので、この点も間違いはない。レアに焼き上げられた「肝」は、口の中でとろける美味さだ。通常はタレで出てくるが、その日のレバーの状態がより良ければ、塩で食べるのもオススメだ。絶品レバーの味がダイレクトに感じられる。

つなぎ(240円)
「つなぎ」とは心臓と肝をつなぐ大動脈の部分である。食べてみると、コリコリくにゅとした弾力ある食感と、肝のような濃厚な味わいの両方を楽しむことが出来る。そのため、口の中が、非常〜に不思議な状態となるのだが、そこが魅力である。七味をぱらぱらっと振り掛けて食べるのが美味い。

さえずり(240円)
「さえずり」は気管(食道)の部分である。正直なところ、鶏肉的な旨味は少ないのだが、コリコリしっかりした噛み応えがおもしろい。「纜」の焼き鳥の中では、最も新しいメニューである。ひと通り「纜」の焼き鳥を楽しんだ後でも、あの食感が楽しみたくて、ついつい注文してしまう不思議な存在である。

【お店データ】
■店名:纜(ともづな)
■ジャンル:焼き鳥
■住所:横浜市神奈川区泉町3-7
■アクセス:JR「横浜駅」西口より徒歩15分 東急東横線「反町駅」徒歩5分
■営業時間:17:30~24:00(L.O23:00 *土曜日は22:30)
■定休日:日曜日 祝日の月曜日
■ホームページ:http://www.tomoduna.jp/index.html
■食べログ:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140205/14000610/