【八丁畷】「久保田酒店」スイングカランで注がれた生ビールは最高!
今日は八丁畷にある「久保田酒店」の角打ちを楽しんできた。角打ちというと、店内のスペースを削って強引に作られた感があるが、この「久保田酒店」のスタイリッシュな角打ちは、店内にパブを備えている感じだ。
「久保田酒店」の角打ちの売りは、「スイングカラン」という、昭和初期から中頃まで広く使われていたビールの注ぎ口の復刻版で注ぐ「生ビール」だ。基本の注ぎ方だけでも「1度注ぎ」「2度注ぎ」「3度注ぎ」と3種類あり、それぞれの味わいが楽しめる。どれにしようか迷ったが、「迷ったときにはこちらがおすすめ」と書いてあったので、「1度注ぎ」を注文してみた。
目の前のスイングカランで丁寧に注がれた「生ビール」は、きめ細やかな泡に覆われていて軽やかでキレのある味わいだ。これは美味い!久々に美味いビールに出会えた。まずは一気にぐいっ♪と喉で味わい、そして、2杯目は、口の中に漂うホップの風味を楽しみながらゆっくりと飲んだ。
「クラッカー」をサービスで頂いた。本当は、何かおつまみを注文したかったが、なかなかタイミングが合わず、今日は結局、この「クラッカー」をポリポリやりながら飲んだ。後で思ったが、せめて「ソルティーピーナッツ」くらい頼めば良かった…
少し気分が良くなったところで、カウンターに置かれたポップで気になっていた「昌廣」をロックで注文してみた。この「昌廣」は、創業140周年を誇る沖縄の泡盛の蔵元「まさひろ酒造」が初めて挑戦したウイスキーだ。度数は何と「63度」もある…が、とてもまろやかな仕上がりで、アルコールのツーンとした刺激はほとんど無く、香りも控えめ、良い意味でウイスキーらしくないまろやかでライトな飲み口だ。「63度」なのに、グイグイ飲めるので、「俺って無敵!?」と思ってしまうが、心配無用!帰宅途中の電車の中でドッカーン!!!と強烈な酔いに襲われ、脳みそが痺れた。
最後に「ミルコ」という、ビールの泡だけの飲み物?を注文した。店の方が「本当に泡だけじゃん!」とよく言われるんです…と言っていたが、本当に泡だけだった。しかし、この泡が濃厚で「泡を食べる」感じで、なかなか面白い。しばらくすると泡がビールに変身してしまうので、出来るだけ早く「食べる」必要がある。
【〆の一杯】
ビールのあまりの美味しさに感動して、おつまみを頼むタイミングを逸してしまった。メニューを見る限り、おつまみの種類は角打ちの割りには多そうだ。雰囲気としては、角打ちと言うよりはパブのようだが、冷蔵庫の中に冷やされているクラフトビールを自分で出して飲めるところは、やっぱり角打ちである。次回は、是非とも「2度注ぎ」「3度注ぎ」を飲んで、注ぎ方による味の違いを楽しんでみたい。最後に…63度のウイスキーには要注意だ。
【せんベロセレクト】
1度注ぎ | 650円 |
昌廣(ロック) | 500円 |
ミルコ | 400円 |
合計 | 1550円 |
【お店データ】
■店名:久保田酒店
■住所:神奈川県川崎市川崎区池田1-13-9
■アクセス:京浜急行「八丁畷駅」から徒歩3分
■営業時間:11:00~20:00
■定休日:火曜日
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