今日は「とぽす」的な気分だったが満席だったので、すぐ近くの「鬼貝」（おうがい）へ行ってみた。こちらもそこそこ席が埋まっていたが、何故か圧倒的に女性客が占めている。（そのうちおじさんクループが来てくれてほっとした）この時間帯は立ち飲みならば「せんべろセット」が注文出来るが、今日は足腰が疲れていたのでテーブル席でゆっくり飲むことにした。（無念…）

まずは、冷えっ冷えっの金属のタンブラーで提供される「フリージングハイボール」を注文。ちょうど良い濃さで超美味いハイボールだ。以前は「氷点下ハイボール」と呼んでいたのに、「フリージングハイボール」なんて洒落たネーミングになっていた。

大好きな「生牡蠣」を注文してみた。小振りだが、濃厚な味で美味かった。この大きさならば、500円で２個食べられたらもっとうれしい。

これはどう見てもせんベロの知っている「油淋鶏」ではない。「果たして油淋鶏なのか？」と疑問を持ちながら食べてみると、少しだけ掛かっているタレが「油淋鶏」だった。皮はパリパリ、身はジューシーで「半身揚げ」としてはかなりのレベルの高さである。そのためギリギリのラインを攻めているのであろうが、鶏肉なのでもう少し火を入れて欲しい感じもした。（完食したけど…）

店の名前が付いているからにはイチ押しに違いないと注文してみたが、その通り、すばらしい貝盛りだった。北寄貝、赤貝、ホタテ、つぶ貝がひとつに盛り付けられていて、その器はまるで宝石箱のようだ。（ん？どこかで聞いたような…）これは日本酒が飲みたくなる。

ネーミングの通り、いたって普通のレモンサワーは普通に美味い。あと１センチ炭酸水を注ぐか氷で調整してくれると見た目も美味いのに…

「ドラゴン殺し回鍋肉」というネーミングにつられて注文してみた。目の前にドーンと出されてビックリ！巨大な肉塊が登場してきた。先ほどの「油淋鶏」もそうだが、ビックリ中華の連発だ。念のためネットで「回鍋肉」を検索してみると「中国の四川料理の一つでキャベツと豚肉を炒め甘辛い味噌で味つけしたもの」とある。皿の上には甘辛いソースとキャベツの千切りがあるので調理法はともかく素材的には「回鍋肉」というわけだ。

早速食べてみる。かなり分厚いひと切れだが、ちょうど良い火入れ加減で切り口はローズ色で瑞々しい。さくっとした食感で驚くほど柔らかくて、豚肉の旨味が口の中に広がる。こんなに美味い豚肉はこれまで食べたことがない。後ほどネットで調べてみると、この「鬼貝」は「マロリーポークステーキ」の系列店らしい。「なるほど！」と納得した。ただ、残念なのは、ソースの塩味が恐ろしいほど強い。もう少し薄味で甘みがあっても良さそうなものだ。もしかして、これが「ドラゴン殺し」の所以なのか？

【〆の一杯】

今日は「せんべろセット」が注文出来なかったので、普通に「鬼貝」の料理を楽しむこととなったが、その結果、これまで貝料理の店かと思っていた「鬼貝」が、実は中華の店でもあることが分かった。その中で特に豚肉料理が絶品だった。次回はメニューを見て気になった「黒酢豚ステーキ」を是非とも食べてみたい。系列店の「マロリーポークステーキ」にも行きたくなった。

【せんベロセレクト】

【お店データ】

■店名：鬼貝（おうがい）  エキュートエディション横浜店

■住所：神奈川県横浜市西区高島2-16-1 JR横浜駅

■アクセス：JR「横浜駅」構内  南口・中央南口改札内

■営業時間：11:00 – 23:00

■定休日：

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