野毛から日ノ出町駅に向かってぶらぶらしていたら、ネットで見たことにある「杯スタンド」が目の前にあったので、ワクワクしながら入ってみた。店内は結構（かなり）狭めだが、コの字カウンターになっていて良い感じだ。

まずは、いつもの「レモンサワー」を注文。喉を潤しながら、何を食べようかと店内をキョロキョロ…。「何がオススメですか？」と聞くと、「おでんです！」と言われたので、おでんの「おまかせ盛り」を注文した。

おでんの具材は多くはないが、丁寧に煮込まれていてどれも美味そうだ。おでんの定番の「大根」がないので聞いてみると、「大根を煮込むことで出汁が薄まってしまうから…」というのが「ない理由」らしい。この店の前もおでん屋だったらしく、その店主の考えでもあったらしい。

「おでん  おまかせ盛り」は結構盛りだくさんだ。空腹ではなかったので「食べきることが出来るかな…」と思ったが、せんベロの好みにドンピシャリの味だったので、あっという間に食べきってしまった。練り物自体がやや甘めで、これが絶妙に後を引く。添えられて出てくる「いか肝ソース」も、それだけでも酒が飲めるほど美味い！それに付けて食べる「おでん」も絶品だ。

「赤屋根」という山椒風味の芋焼酎が気になったので、「赤屋根」のソーダ割りを注文してみた。

裏ラベルを読むと、この「赤屋根」は、芋焼酎の「不二才」や「晴耕雨読」を製造している「佐多宗二商店」の焼酎だ。（ネットで調べてみると）「クラフトスピリッツ」と位置づけているらしい。「焼酎＝スピリッツ」とどう違うのか良く分からないが、「クラフト」を名乗ることで「生産方法にこだわった少量生産の焼酎」を意味するのだと思う。口の中に鮮烈に広がる山椒の風味が素晴らしい焼酎だ。

【〆の一杯】

「大衆酒場 杯スタンド」は評判通りの良い店だった。特にとても感じの良い店主？店員？の接客が最高だった。そのあまりの居心地の良さに酔いすぎて、少々余計なことまで話しすぎたかもしれない。すぐにでも行きたいところだが、しばらく間をいてから行こうと思う。若い頃は、おでんで酒を飲むことなんて考えもしなかったが、最近はその美味さがじぃーんと身体に染みる。

【せんベロセレクト】

【お店データ】

■店名：大衆酒場 杯スタンド

■住所：神奈川県横浜市中区宮川町2-58-2

■アクセス：京急「日の出町駅」より徒歩3分

■定休日：不定休

■ホームページ　→　こちら

■食べログ　　　→　こちら