野毛「ハムカツ トモちゃん」あなたは「グリコ」という愛情に応えられるか?
ちょっと時間が出来たので「野毛にパトロールに行こう♪」と思い、早い時間から空いているお店はないものかネットで調べてみたら「ハムカツ トモちゃん」がヒットした。口コミを読んだら、楽しそうなお店だったので、一目散に行ってみた。
おっ!店内はなかなかワイルドな感じ。席に座った瞬間に「後でハムを買いに行くから、今はハムカツないよ!」と言われた。今日はお目当ての「ハムカツ」は食べられないか…と諦めて、壁に貼られた紙にある無数のドリンクの中から、味が想像できる「バナナわり」を注文した。すると、トモちゃんと思われる方が、カウンターの上にあるバナナをおもむろに取ってジューサーに掛け始めた。(えっ!)しばらくすると、バナナジュースのようなドリンクが登場した。「よくかき混ぜてね」と言われたので良くかき混ぜてから、タピオカ用のストローで飲んだ。タピオカ用のストローなのですりつぶされたバナナも口の中に入ってくる。これは美味い!…が、バナナジュースみたいでかなり危険な香りがする。
隣のカップルに、「マツコのハムカツ」が出された。思わず二度見。何だあの量は!このお店のキーワード「グリコ」と言われる「おまけ」が多くて、肝心の「ハムカツ」が埋もれている。これはひとりでは食べ切れない。今日は「ハム」がなくて良かったかも…と思っていたら、トモちゃんが「ハムを買ってくるから、「グリコ」食べてて♪」と、結構な量の「ポテトグラタン」を出してくれた。美味い!のだが、この量はかなり腹にたまる。
しばらくして、買い物からトモちゃんが帰って来た。このまま帰るのも何なので、勇気を持って「マツコのハムカツ」を注文すると、「もう作っているよ!」と言われた。もしかしたら店に入った瞬間からオーダーされていたのかもしれない。ひとりだから多少「グリコ」の加減はあるよな…と密かに期待したが、目の前に出されたのは、先ほど見たのと寸分も違わないものだった。これで600円。(爆安!)でも…大抵の人は食べきれないか、これを食べ終えたところで終了!だろう。
まずはとりあえず「ハムカツ」を食べてみようと下の方から掘り出した。「主役」の「ハムカツ」はミルフィーユ仕立てになっている。「絶対に食べきれない!」と思ったが、案外軽い食べ応えで最後まで美味しく食べることが出来た。食べ終えてみるとその美味さにこれを目当てに多くの人がやってくることに素直に納得。しかし、「グリコ達」(キッシュと鶏モモ)に対しては、この後かなり苦戦した…が、何とか完食出来た。(ふぅ〜、お腹いっぱい…)
【〆の一杯】
普通、美味いおつまみがあれば、必然的にお酒が進むものだが、「ハムカツ トモちゃん」には、この法則は通じない。そこで、自分なりに「ハムカツ トモちゃん」のトリセツを考えてみた。まず、「バナナわり」は美味いけれどダメ。これをどうしても飲みたければデザートとして飲むべきだ。常連さんが「この店は良い日本酒を揃えているんだよ♪」と言っていたので、ドリンクは日本酒か「普通の」サワーを注文するのが良い。問題は「グリコ」。どの料理にも「グリコ」の陰がつきまとう。ひとりでは食べきれない可能性がある。結論としては、ひとり飲みではなくて何人かでワイワイやりながら楽しむのが、このお店のベストな使い方だ。今回は短時間の滞在であったが、一見、ぶっきらぼうに見えるトモちゃんの、何気ない優しい心遣いにすっかりファンになってしまった。近いうちに「お腹を思い切り空かせて」また行こうと思う。
【お店データ】
■店名:ハムカツ トモちゃん
■住所:神奈川県横浜市中区野毛町1-45 第2港興産ビル 2F
■アクセス:JR「桜木町」より徒歩3分
■営業時間:15:00〜翌02:00
■定休日:無休
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