小田原の駅前をぶらぶらしていたら「半額ドリンク」のポップがドーン！と目に入ってきたので、それにつられて「やきとりの扇屋」に入ってみた。でも冷静に考えると「半額」の「レモンサワー」が231円。ん〜、それほど安くはないな…と思ったが、いつもの値段で２杯飲める「半額」への思いは、もう止めることは出来なかった。

まずは当然、「半額レモンサワー」からスタート。値段は半額でも、量はグラスにしっかり（たっぷり…ではない）入っている。

さて、おつまみは何にしようか…と迷ったが、テーブルにこんなメニューがあったので、まずは１位という順位と「限定」という言葉に心惹かれ「ハツトロ（塩）」と「ハツトロ（タレ）」を注文。そして３位の「だし巻き玉子」も注文してみた。

コロナ下になってから特に多くなった気がするが、このお店もタブレットによる注文だ。これだと店員さんとお客さんの直接的な接触は避けられるという点では納得出来るが、何だか寂しい感じもする。実際にお客さんがお店の人とコミュニケーションを取る取らないは別として、お客と店員さんとのコミュニケーションの扉が開いていることは重要だと思う。しかし、このお店は、店長さんと思われる方が積極的に声を掛けてくれたので、これだったらタブレットもアリかな…と思った。

ふっくらジューシーな「だし巻き玉子」を想像していたが、少し違った…が、大根おろしを乗せて醤油を垂らして食べると、なかなかいける。

このお店の名物の「ハツトロ」。これは「つなぎ」という、心臓とレバーを繋いでいる部分と思われる。美味い！タレと塩の両方を注文してみたが、個人的にはタレの方が好みだ。

「ハツトロ」があまりに美味かったので「もしかして…」と思って注文してみたが、う〜ん…残念ながら「ハツトロ」の感動には遠く及ばなかった。このやきとりだと、塩よりもタレの方が良かったと思う。

【〆の一杯】

「半額」「限定」という言葉に、人は（せんベロは）どうしてこうも弱いのか考えてみた。お客の「欲」と「好奇心」をいかに刺激できるのかが商売のポイントだと思う。そう考えると、これらの言葉を効果的に使うことは、お店を繁盛させる常套手段なのだ…と分かっていても自分を止められない。でも、「半額」「限定」に反応した結果、思いがけない良い出会いがあることもある。きっと、それを期待して、「半額」「限定」という言葉についつい反応してしまうのだと思う。（なるほど…）今回は「ハツトロ」という、美味しい出会いがあった。

【せんベロセレクト】

【お店データ】

■店名：やきとりの扇屋 小田原駅前店

■住所：神奈川県小田原市栄町2-1-21 椎野ビル 1F

■アクセス：JR「小田原駅」より徒歩3分

■営業時間：16:00〜22:00

■定休日：無休

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