【鶴見】「多味」鶴見の老舗焼き鳥店で楽しむ!
鶴見に降り立つといつも行きたいと思いながら、何故かこれまで行けなかった「多味」に、ついに行くことが出来た。この「多味」は、ゆずの北川悠仁さんの同級生が経営している焼き鳥屋さんだ。ゆずファンに親しまれ、また、80年3代も続いている地元民にも愛される老舗焼き鳥屋さんである。平日の開店早々だったからであろうか、今日はすんなりと入ることが出来た。(ほっ…)2階には座敷があるらしい。1階は細長いカウンターになっている。食べログには33席と書いてあるが、もしこれが1階席だけの席数だったら、満席になった場合、結構キツキツかと思われる。
カウンター席に座るとすぐに「お通し」の漬物が出てきた。あっさりしていて、これが酒のお供としてもやきとりのお供としてもバッチリ良く合う。
まずは、いつものように「レモンサワー」を注文。好みの強炭酸ではないが、レモンの風味がじわーっと来る、ドライな大人のレモンサワーだ。
レモンサワーで一息ついてから、さて何を食べようかとメニューを見ると何と!値段が書いてない!!ちょっとドキドキしたが、「まあ、せっかく来たんだから…」と値段のことは気にせずに、まずは「ハツ・カシラ・レバ・鳥」を注文した。注文の際、女将さん?から「通常は塩なので、もしタレが良かったら言って下さい」と言われたが、今日はすべて「塩」で通してみた。
やきとりは、結構小振りだ。見たからに丁寧に串刺しされたやきとりは、やや強めな塩加減なのでサワーがすすむ。鳥はふんわりした焼き加減だが、その他はしっかりと焼かれている。それぞれの旨味が引き出されていて美味い!さすがに80年も続いている老舗の業だ。
「レモンサワー」お代わりーっ!このドライなレモンサワーが「多味」のやきとりには良く合う。2杯目も変わらず美味い!
2回目は、「ねぎ」「皮」「つくね」の3本を注文してみた。「ねぎ」にはベーコンが巻かれている。ベーコンで巻かれたねぎは初めて食べたが、ベーコンの脂をねぎがさっぱりさせてくれる。「ねぎ」というよりは「ベーコン」串と言った方が良いかもしれない。「皮」は、パリくにゅっとした食感と口の中に広がる鶏皮の甘みで安定感ある美味さだ。「つくね」は、玉ネギとつくねの相性の良さにビックリした。これは是非ともタレでも食べてみたい。
3杯目も「レモンサワー」。美味い〜っ!このドライな大人のレモンサワーに、すっかりはまってしまった。
最後の注文は「バラ」と「砂肝」。これで「多味」のやきとりをコンプリートしたと思ったが、後で「タン」を食べ忘れたことが分かった…無念!「砂肝」は臭みが全くない柔らかくてサクっとした食感。塩味が効いていてこれは美味い砂肝だ。最後の最後になったが、今日食べたやきとりで一番美味かったのは「バラ」だった。噛みしめるともジワ〜っと口の中に広がる肉汁とそれを受け止める玉ネギの「強力タッグ」は最高だ。最後の最後にこの味に出会うとは…運命か?これはまた行かねばなるまい。
【〆の一杯】
今日のお会計は3600円ほど(正確な金額は忘れた…)だったので、串は1本200円程度だと思う。落ち着いた空間で安定したやきとりを食べられると考えると、うれしい金額だ。それにしても、なぜ金額を表示してくれないのだろう。仕入れ値によって多少価格を変動させているのかもしれないが、安心して飲むためには予め金額を提示してくれるのがありがたい。(でも次回からは安心!)店内は至ってシンプルで飾り気がない。たまに壁に沢山の色紙が貼られているお店(これはこれで嫌いではない!)があるが、「多味」の店内は少しも「ゆず」の香りはしない。この心意気も素晴らしいと思った。
【せんベロセレクト】
レモンサワー×2杯 | 1000円(推定) |
お通し | 500円(推定) |
バラ | 200円(推定) |
ハツ | 200円(推定) |
カシラ | 200円(推定) |
皮 | 200円(推定) |
つくね | 200円(推定) |
合計 | 2500円(推定) |
【お店データ】
■店名:多味
■住所:神奈川県横浜市鶴見区豊岡町18-15
■アクセス:JR「鶴見駅」西口から徒歩2分
■営業時間:17:00~22:30(LO22:00)
■定休日:日・祝
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