町田「柿島屋」全然せんべろではないけれど「馬肉鍋」という新しい世界にびっくり感動!
馬肉鍋が食べたくて、町田にある「柿島屋」へ行ってみた。前回行った時には無念の「臨時休業」だったので二回目のチャレンジである。今回は予めチエックしておいたから大丈夫だ。丁度お昼時だったので「席があるかな〜」と少し心配だったが、店内は結構広くて、問題なく入店することが出来た。(ほっ…)
メニューの飲み物を見ると「うめ割・ぶどう割」というのがある。これは例のヤバいやつだ。気になったけれど、町田から帰宅することを考えて自粛。それよりは確実にソフトドリンク寄りであろう「サワー割(ぶどう)」を注文した。「柿島屋」の「ブドウ割」は自分で作るタイプだ。焼酎の量が割と控えめなので、これで2杯飲みたければ、薄〜いサワーで飲むしかない…が、今日は馬肉料理が主役なので、まあ良いだろう。
「サワー割」のお代わりを注文したら、グラスはそのままで、氷を追加してくれなかった。(多分、言えば追加してくれたと思う。)まだ氷は辛うじて残っていたので「まあ、良いか…」と思って作ってみたら、グラスの中に焼酎、炭酸水がほとんど入ってしまった。やはり、氷は追加してもらうべきだった。それにしても、この「サワー割(ぶどう)」は口当たりが良くて美味い。お酒というよりジュースみたいで、これもとても危険な飲み物だ。
「肉皿」は、馬肉を煮込んだもの。ソフトなビーフジャーキーという感じだが、優しい馬肉の風味とさっぱりした味付けで、酒のつまみとしてぴったりなひと皿だ。
「馬刺し」は柔らかくてふわふわした食感で、トゥルっ♪と口の中でとろけてしまう。これまで数多の馬刺しを食べてきたが、初めて食べるタイプなのでびっくりした。筋肉質の噛み応えのある馬刺しも良いが、こんなふわトロ馬刺しも良いものだ。
「肉なべ」は、がんばって「上」を注文。「並」も気になったが、初めてなので、とりあえず肉が上質であろう方を選んでみた。「生たまご」も一緒に注文した。「肉皿」や「馬刺し」をつまみに「サワー割り」をやっていると、鉄鍋にセットされた「肉なべ」が運ばれてきた。
コンロに火が入れられてグツグツ煮立ってくると、店員さんが「馬肉は煮込んでしまうと硬くなってしまうので…」と言って、具材の上に馬肉を乗せてくれた。その馬肉をスープでしゃぶしゃぶして食べるのが「柿島屋流」らしい。早速、馬肉を一切れつまんでしゃぶしゃぶしてみた。この馬肉は生食用ではないとのことなので、しっかりとしゃぶしゃぶする必要がある。
はやる気持ちを抑えつつ、しっかりしゃぶしゃぶした後、生卵にくぐらしてパクっ♪美味い〜!!!馬刺しの時とはまた違う、牛でも豚でもない馬肉の柔らかい甘みが口の中に広がる。それに食感もうっとりするほど柔らかい。実は、赤身の部分以上に美味しく感じたのが、脂身の部分。コーネ(たてがみ)を彷彿とさせる味わいだ。
最後の締めとして「そば玉」を投入!「柿島屋」の「肉なべ」の締めは、ご飯ではなくて「そば玉」が定番らしい。(もちろん、ご飯を注文することも出来る。)中華そばか何かと思っていたら、太めの日本蕎麦だった。一煮立ちした後、20秒ほど待ったら食べ頃だ。
馬肉のエキスをたっぷり含んだ出汁で食べるそばは絶品だ。せんベロ的には、この最高の出汁にご飯をIN♪してガツン!と締めたい気もするが、馬肉のやさしい風味の鍋には、このそばが最適だと思う。さすがの老舗の業である。
【〆の一杯】
前回訪れた時には「臨時休業」で、思わず膝から崩れ落ちたが、今回は念願の「肉なべ」を食べることが出来た。今まで「馬刺し」以外は食べたことがなかったし、「馬肉鍋」のお店も身近になかったので、今回が「初馬肉鍋」となった。この歳になると、新しいことを発見する度合いがぐーっと下がるのだが、馬肉の「肉なべ」はもちろんのこと、今まで食べたことのない食感の「馬刺し」には、久々に心躍るものがあった。どうやらこれからは、町田に行くのが楽しみになりそうだ。
【本日のせんベロセレクト】
サワー割(ぶどう) | 505円 |
サワー割(ぶどう) | 505円 |
馬刺し 上 | 1350円 |
肉なべ 上 | 1800円 |
生たまご | 70円 |
そば玉 | 300円 |
合計 | 4530円 |
【お店データ】
■店名:柿島屋
■住所:東京都町田市原町田6-19-9 アーバン柿島2 1F
■アクセス:小田急線「町田駅」 東口より徒歩3分
JR「町田駅」 北口より徒歩4分
■営業時間:月・火・木・金 … 16:00~22:00(L.O.21:30)
土・日・祝 … 12:00~21:00(L.O.20:30)
■定休日:水曜日
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