今日は反町にある「鳴門」に行ってみた。移転してから随分経つが、移転前は、昔ながらの居酒屋と言った風のかなりディープなたたずまいであった。それが移転後、広くなり、すっきりとした店に変わった。

まずはレモンサワーからスタート。「鳴門」のレモンサワーは注文の度に（たまに作り置きを使用）炭酸マシーンで作った炭酸が使われる。まろやかで非常に優しい刺激の炭酸だ。

丁寧に焼き上げられた「しろ」は、とろける食感。甘辛いタレとの相性も抜群だ。これは是非とも10本くらい並べて食べたいものだ。

様子を見ているとかなりの確率で注文が入っている「自家製つくね」は、あらかじめ油で揚げてから串打ちをして焼くという独特な作り方だ。だからであろうか、表面が香ばしく仕上がっていて非常〜に美味い。ふんわりとした肉団子を食べているような感じだ。「ねぎま」は添えられている辛子味噌を付けて食べてみる。また違った味の世界を楽しむことが出来てこれも悪くない。

大好きな「エビチリ」。これは美味いぞ…と思ったら、マスターは中華料理出身とのこと。なるほど、だからあの「つくね」になるわけだ。使われているエビはそれほどのものではないと思われるが（失礼！）そこに掛かっているチリソースがもの凄く美味い。その結果、贅沢の限りを尽くした中華街のエビチリにも負けない「鳴門」のエビチリになっている。

【〆の一杯】

ひとりで切り盛りしているマスター。たくさんのオーダーが入っても嫌な顔せず坦々とこなしてゆく。そんな穏やかさがほっ…とさせてくれるのだろう、店内にはマスターを慕う常連達が集まり賑わっている。ラーメンストリートと呼ばれ、飲食店が並ぶ通りの中にひときわ明るい光を放つ赤提灯。その赤提灯の光が何だか懐かしい。「鳴門」で飲んだ後、締めにラーメンを食べて帰るのも良いだろう。

【お店データ】

■店名：鳴門（なると）

■住所：神奈川県横浜市神奈川区反町1-5-5

■アクセス：東急東横線「反町駅」より徒歩3分

■営業時間：17:00〜24:00

■定休日：火曜日

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