えーっ、連続4安打でたった1点!?

広島 4―2 DeNA(8月2日・マツダスタジアム)

初回の濱口投手を観て「あー、今日も…」と思ったが、その後何とか持ち直して、しっかりと先発の役割を果たしてくれた。相変わらずのボール先行の投球が垣間見られたので、次の登板も(もしあるならば…)安心は出来ないが、少なくとも今日の投球は良かったと思う。ただ、気になったのは球速。150キロ台が当たり前の時代、140キロ台前半ではちょっと物足りない。今日はチェンジアップのキレが良かったが、ストレートの球速がもっと出るようになれば、よりその威力は増すだろう。

先発ががんばったのに今日も打線が今イチ。この辺りのバランスの悪さが今のベイスターズの不調の原因だ。今日の試合では「鈍足打線」の本領が遺憾なく発揮された。連続4安打でたった1点。大田選手のタイムリーの後、ノーアウト満塁で0点。これでは勝てるわけがない。特に大和選手の初球打ち1塁ファールフライは痛かった。その後の打席では何球も粘っていたけれど、粘るべき場面はここだった。今のベイスターズは、送りバントが出来ない、犠牲フライが打てないという、得点にからむ攻撃が出来ないという最悪の状態だ。この部分だけならば、高校生の方がしっかりやっていると思う。

今日の試合の収穫は大田選手のバッティング。ミート中心の非常にコンパクトなバッティングをしていた。もともとボールを遠くに飛ばす能力を持っているので、ブンブン振り回す必要はない。バットに当たればそれなりに飛ぶのだから、これからも今日のようなバッティングをしてほしい。

今日の先発はバウワー。しっかりと試合を作ってくれると思うので、今日こそ「打線爆発!」を期待したい。

がんばれ!DeNAベイスターズ!!