ちょうど吉祥寺へ行く用事があったので、口コミ情報で教えてもらった「立ち呑みおでん屋  つかだ」に行ってみた。19:00という非常に遅い時間からの店だが、それまでは本業のおでん種を売る店として営業している。70年近く営業している地元に愛される老舗だ。その店が、19:00からは何と！立ち呑み屋に変身するわけだ。

メニューを見て、どれから食べてみようか迷ったが、とりあえず、「おでんセット」を注文してみた。

ドリンクは、ついついいつもの流れで「レモンサワー」を注文してしまったが、ほとんど外で飲んでいる状態なので、この季節は正直なところ寒い。ここは温まる熱燗にすれば良かったと猛烈に後悔した。＋200円で日本酒に変えられる。

店長さん？がおでん鍋の蓋を開けると、そこには熱々食べ頃のおでん種がぎっしりと入っていた。これは見るからに美味そうだ。

しばらくすると「おでん４点盛り合わせ」が出てきた。同時に、取り分け用の小さな容器に出汁を入れたのも渡された。取り分けた時に、つゆだくでおでんが食べられるのはうれしいサービスだ。大根は出汁がしっかりと染みていて当然美味かったが、練り物が抜群に美味かった。甘めの出汁とこれまた甘めの味付けの練り物の相性はバッチリで、食べるほどに食欲が湧いてくる。これは美味い！美味すぎるぞ！

「今日はじゃがいももありますよ！」と勧めてもらったので、「じゃがいも」と「がんもどき」を追加した。おでん種としての「じゃがいも」は初めて食べたが、じゃがいものホクホク感と、絶妙に染み込んだ出汁が、じゃがいもの甘みを引き出していて、非常に美味かった。「がんもどき」はふわっとした仕上がり。これも甘めの出汁がしっかりと含まれていて美味い！

【〆の一杯】

いや〜、実に美味いおでんだった。老舗のおでん種屋が本気を出すと、ここまで美味いのか…とビックリした。店主と思われる方の接客も感じが良くて素晴らしかった。「立ち飲み＋おでん」だからであろう、サク飲み客が圧倒的で、時間によっては入れ替わり立ち替わりの満席状態であった。女性客が比較的多いのも特徴的だった。「吉祥寺揚げ」というさつま揚げにパン粉をつけて揚げたものが名物らしいが、今日は見当たらず食べることが出来なかった。これは近々食べに行かねばなるまい！と思う。

【せんベロセレクト】

【お店データ】

■店名：立ち呑みおでん屋 つかだ

■住所：東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-8

■アクセス：JR「吉祥寺駅」北口から徒歩3分

■定休日：日曜日・月曜日

■ホームページ　→　こちら

■食べログ　　　→　こちら